順調に進んでいます~暫くするとICT建機が登場します~
前回の報告で本工事のアピールすべき特徴的な土木技術としてi-construction(アイ・コンストラクション)のトップランナーである「ICT土工」を実施することにあると紹介しました。
現在、「ICT土工」の進捗状況は、最初のステップとしてドローンによる空中写真測量(ステップ①)は終了し、得られた現地の地形データをデジタル化しています。そして、本工事で施工する路体盛土工の設計データを地形データに重ね合わせ問題点などを抽出・処理し、次のステップとしてICT建機(今回はブルドーザーを使用)に誤った数値を入力しないよう3次元(XYZ)のデータチェックを行っています。
言葉で説明するのは難しいのですが、3次元データ作成のイメージは下記(左側の図)のようになります。この作業は膨大な数値との睨めっこで神経を使いますが正確にしておかないと誤った結果になりますので慎重さが求められます。
もう暫くしますとAIのようなロボット化したブルドーザーが正しく、元気に土を盛り上げてくれると思いますので次回以降の報告を楽しみにして下さい。
あと今回は、延長(L)約54m、高さ(H)約3.0mの重力式擁壁(下記右側の写真)を築造しました。この重力式擁壁(現場でコンクリートを型枠内に入れて造る構造物)は、半永久的に車道を支え続けるため構造物としての安定性と強度等の品質が求められるため当社独自の管理基準をクリアーして完成しています。
工事は、順調に進んでいますが新型コロナウイルスが猛威をふるっていますので工事従 事者全員が感染防止に努め無事、完成を目指します。
前傾を保つポジティブシンキング
(今月号の一句)