竣工、引渡しを行ないました
慌ただしく進んだ工事も無事に全て予定通り完了し、3月25日に完成検査を受け、施主様にお引渡しをさせて頂きました。
工事終盤になり、外部足場や仮囲いが撤去されてくると、付近を通行される病院関係者の方々からの視線もひしひしと感じられるようになり、改めてこの建物が注目されていたことを実感しました。
現在も終息の見えない新型コロナウィルス対策として地域医療に役立つことを期待しつつ、少しでも早く終息することを願うばかりです。
工事の方は、良かった点や反省すべき点がそれぞれありますので、今回の経験を今後の業務に活かしていきたいと思います。
今回でこのレポートは終了となります。
今後の新たな工事のレポートにも是非ご期待ください!
あっという間の内外装工事
少しずつ暖かい日も増えてきましたが、2月中は寒い中での工事となりました。
雪が降るほど寒い中、工事は一気に進みました。前回の鉄骨建方のあと屋根・土間・内装・外装・電気・空調・給排水設備と、多業種の工事が同時進行していきました。
外装は主にサイディング張、内装は石膏ボード下地にクロス貼りという仕上げですが、壁や天井内には、電気・空調・換気・給排水の各種配線・配管を張り巡らさなければなりません。
完成してしまうと見えなくなってしまう部分でも、図面通り施工されているか、使用材料に誤りがないか等しっかり確認しながら工事を進めていきます。
毎日複数の業者によって様々な作業が同時進行する中、大きなトラブルもなく無事に予定通り工事を進めることができました。協力いただいた業者の皆様には感謝申し上げます。
次回はいよいよ工事完成、お引渡しとなります。
鉄骨建方を行いました
こんにちは。建築部の渡部です。
今月は鉄骨建方を行いましたので、その様子をレポートします。
鉄骨建方の施工管理で重要なポイントは、柱が垂直に建っているかどうか、構造躯体の梁をつなぐボルト締めが確実に行われているか、という点です。
柱は1本1本垂直度を確認します。
ボルトは1次締め、本締めという2段階の締め付けを確認します。1次締め完了時に高力ボルトのネジ山からナット・座金・部材表面までに線を引きます。一次締めと本締めの間にマーキングを行うことで「適切に本締めされたか」を確認します。
本締めによりマーキングをしたナットは回転し、座金・ネジ部・部材は回転しません。共廻りがあると、締め付けに不具合が発生していることになります。
ナットが所定の角度に回転したことを確認することで、所定の軸力が働いていることを確認するものです。
2つのポイントをしっかりと確認し、建方作業は終了です。
無事に鉄骨建方が完了し、工事も大きな山場を越えました。
今後は内外装工事を急ピッチで進めていきます。
基礎工事が完了しました
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
連日寒い日が続いています。体調管理・感染症対策にはくれぐれもお気を付けください。
工事の方ですが、基礎工事が完了しました。前回は鉄筋工事を紹介しましたが、今回はコンクリート打設~埋戻しとなります。今回の基礎は形状の関係から2回に分けて打設を行いました。先ずは型枠を組み立て、続いてコンクリートを型枠の中に打設していきます。この時、コンクリートは型枠の隅々までしっかりと詰まるように、振動を加えながらコンクリートを流し込んでいきます。
コンクリート打設後は、養生期間の後、型枠を外して基礎が完成します。無事しっかりとした基礎を完成することができました。基礎完成後は、掘削してあった部分を埋め戻していきます。特に、建物内部の床下になる部分の埋戻しは、建物完成後に床が下がらないようにしなければなりませんので、一度に土を入れるのではなく、何層にもわけて転圧を繰り返してしっかりと締め固めていきます。手間のかかる作業ですが、こういう作業を確実に行なっていくことが重要なのだと実感しています。
これにて基礎工事は完了です。次回は鉄骨工事を紹介します。
基礎工事が始まりました
建築部の渡部です。朝夕の冷え込みが強くなり、冬がやってきたと実感しています。
さて、亀山市立医療センターにて、発熱外来診察室を建築することになりました。昨今流行している新型コロナウィルスやインフルエンザといった感染症が疑われる高熱の患者さんの外来診察を、別棟で診察するための建物です。3月の完成まで、工事進捗をレポートしていきます。
現場では、基礎工事が始まっています。基礎工事は、土工事(掘削等)→鉄筋工事→型枠工事→コンクリート工事の順で進んでいきますが、今回は鉄筋工事について紹介します。
鉄筋工事は、様々な種類の鉄筋を図面に従って本数・ピッチを正確に手作業で組み立てていく工事です。その中で、1本の鉄筋では足らない長さを補うために、圧接という方法をとる場合があります。2本の鉄筋の継ぎ目に圧力をかけながらガスで熱し、2本の鉄筋を1本に繋げます。継ぎ目は、後日検査を行い、圧接した箇所がしっかりと繋がっているかを調べます。建物の荷重を支える基礎の中でも重要な鉄筋工事ですので、施工精度が求められます。無事にしっかりと圧接されていることが確認でき、鉄筋工事も無事終了しました。
引き続き残りの基礎工事も着実に進めていきます。
次回もお楽しみに。